2017/Shop
京の3閣と呼ばれる銀閣寺(慈照寺)は、室町幕府8代将軍足利義政が造営しました。その足利義政がこの地に連れてきた家来の一人、その子孫がこの世續茶屋を始めたそうです。今では創業100年以上となる世續茶屋は銀閣寺の参道で一番最初に出来た茶屋で、唯一銀閣寺の敷地に隣接して建つ茶屋でもあります。
クライアントとは友人を通じて出会い、年齢が私と近く、まだ若いクライアントは、新たな世代としてこの先も老舗を守るための新たな営業方法を模索されていました。そこで看板商品の茶そばをやめ、セルフ方式のうどん店へと営業スタイルを変更する事にしました。
昔ながらの自慢の出汁はそのままに、素早く提供される美味しいうどんは観光訪れる人に大変人気です。
店が新しくなり、営業スタイルが変わっても、建物に刻み込まれた"歴史"や、守られてきた"味"は新たな世代へと受け継がれてゆきます。